塗布について

塗布とは塗り広げること

医薬品の軟膏などを使う時に、「添付文書」に、「1日○回適量を塗布する」などと記載されていますが、この「塗布」とは「塗り広げる」ことで、似たような言葉の「塗擦する」というのは「擦りこむように塗る」ことです。基剤の性質や使用目的などによって塗り方が違うため注意が必要です。

軟膏やクリームなどを塗る場合の注意点

軟膏やクリームでも、医薬品の場合には「ステロイド」の場合は「塗布」するとされており、筋肉痛などに使う消炎鎮痛剤などは「擦りこむ」とされているように、含有成分や使用目的によって塗り方が違いますが、いずれの場合にも以下のような注意が必要です。

  1. 清潔な手で扱うこと。
  2. チューブ入りのものは先端部やキャップにクリームなどが残らないように、拭き取るなどして常にきれいにしておく。瓶入りのものも、埃やカビが付着するので、ふたの周囲にクリームなどがくっついたまま残らないようにする。
  3. クリームなどを指の上にのせて塗るようにする。直接チューブの先端を患部などに塗り付けるのは汚染のもとになるので行わない。
  4. 内容物が硬くなったり、変色しているものは使用しない。気温の低下で硬くなっているものは、塗り広げることが出来ないので、そのまま使わず、手などで温めてから使う。
  5. 「塗布」か「塗擦」かを「添付文書」や「製品説明書」で必ず確認する。

保湿用クリームの塗り方のポイント

  1. 塗りすぎに注意。厚く塗りすぎると肌自身の保湿能力が低下する恐れがある。特に乾燥しやすい部分だけ軽く重ね塗りする程度にとどめる。
  2. 顔に塗る場合は、しわの流れに沿って塗る(普通は横に塗ることが多い)。しわにクロスして塗ると、薄く展ばせられず、しわに付着したまま残存するおそれがある。