アスタキサンチンについて

アスタキサンチンの概要

アスタキサンチン(英語名:astaxanthinまたはastaxanthine)は自然界に広く存在しており、甲殻類の殻や真鯛の体表、サケ科の魚の筋肉部位、などに存在している自然の赤色色素の事を言います。

タンパク質と結合しているアスタキサンチンは本来黒味かかった青灰色をしていますが、熱を加える事でタンパク質分子が変性し、赤色に変色します。
甲殻類では生の過熱をしていない状態ではグレーっぽい見た目であっても、ゆでる事で赤く染まり、カニの殻やエビが赤くなります。
ベータカロチンやリコピンといったトマトの赤やニンジンの赤の成分であるカテノロイドの一種であり、アスタキサンチンに含有されているものはカテノプロテインとなります。

カテノプロテイン(カテノロイド)による抗酸化作用

カテノロイドの一種であるカテノプロテインは活性酸素を除去する役割を持っています。
この働きによって高い抗酸化力を持っています。
活性酸素にはいくつかの種類がありますが、活性酸素を除去したうえで酸化制御力があるものを抗酸化物質と言います。
良く知られている抗酸化物質のビタミンEと比較しても同じ抗酸化物質であるアスタキサンチンは多くのパワーを持っており、紫外線や脂質化酸化反応から守る働きがあり、酸化、疲労などの機能低下を防ぐ働きを行っています。

アスタキサンチンには他にも働きを持っています

アスタキサンチンには高い抗酸化力がカテノプロテインの働きによって得られますが、抗酸化力のほかにも様々な働きを持っている事が判っています。

・抗炎症の機能
ヒトの体は細菌が侵入するとマクロファジーなどの食細胞により細菌が捕食される事が判っており、その際に炎症を引き起こす働きを制御する働きをアスタキサンチンは持っています。
・目を保護する機能
光から目を守る保護機能を有しており、目のピント機能を調整する役割を改善する働きがわかっています。
・脳機能改善機能
脳細胞の脂質化酸化を防ぐ役割を持っており、脳の老化防止や脳血栓や脳梗塞などの活性酸素によって引き起こされる脳疾患の予防機能を有しています。
・動脈硬化を制御する機能
血液中にLDL-コレステロールが多く存在してしまうと血管の内側にLDL-コレステロールが蓄積され不安定アテロームプラークを起こしてしまいます。
これが原因となり様々な症状を誘発しますが、アスタキサンチンは不安定アテロームプラークを制御し、安定アテロームプラークの結成を促す事からアテローム性動脈硬化を発症させる働きを制御する期待があります。
・美容の能力
アンチエイジング効果が高い事で美容業界からも注目されているアスタキサンチンはシワ、たるみといった肌の老化防止、紫外線のダメージを抑える働きを持ち、高い保水力を有しています。