さい帯エキスについて

さい帯は胎児と母親をつなぐ命の絆

妊娠中の胎児は、さい帯いわゆるへその緒で母親の胎盤とつながっており、さい帯を流れる動脈と静脈のルートを通じて酸素や栄養が胎児に供給され、老廃物が母体側に返されるしくみになっています。さい帯は、それがなければ胎児の生命が維持できなくなることから、言わば胎児と母親をつなぐ命の絆と言えます。

さい帯血には豊富な血液成分と造血幹細胞などが含まれている

さい帯血は出生時にさい帯に残された胎児(新生児)の血液ですが、その中には赤血球や白血球だけでなく、成人では骨髄にしか見られない造血幹細胞も見られ、赤血球の大きさは成人よりも大きく、白血球の数は成人の2倍程度多いなど、さい帯血に固有の特徴がみられます。造血幹細胞が含まれるさい帯血は、骨髄移植と同じように、白血病などの治療のための移植医療に利用されています。
また、さい帯にはヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸などが豊富に含まれていることから、馬や豚のさい帯を分解してエキスとして抽出したものが、美容成分として化粧品などに活用されています。

さい帯エキスに期待される

さい帯エキスには上皮細胞増殖因子(EGF)に類似した作用があることから、肌のターンオーバーを正常化させることにより、保水性を高め潤いのある肌を取り戻すること期待されます。また肌のターンオーバーの正常化によって、メラニン色素が沈着した角質層も剥がれると共に、メラニン色素を生成するために必要な酵素であるチロシナーゼの活性を、さい帯エキスが阻害することによって、メラニン色素の沈着によるシミなどの発生も予防できるのではないかと期待されています。
この他、さい帯エキスには保湿成分のヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸が豊富に含まれることから、これらの作用により肌の保水性や弾力性が高まることが期待されます。