創傷回復促進への期待

プラセンタを飲むとケガの治りが早くなる。これはにわかには信じがたいことですが、プラセンタに期待されている効果のことを考えれば十分納得できます。
もちろん、プラセンタが直接傷を治すわけではありません。プラセンタがもたらすさまざまな効果によって、結果的に傷の回復が早くなると言われているのです。

そもそもケガはどのように治るのか、ご存知でしょうか?あまり知らない人が多いと思います。自分の傷口を毎日眺めて、治っていく過程をじっくり観察する人は少数派でしょう。
そこで、今回はケガが治っていく過程を時系列に解説し、それにプラセンタがどう関わってくるのかをご紹介していきますね。

ケガをすると免疫は活性化する?

免疫とは体に侵入してきたウイルスや細菌を殺すシステムのことです。白血球やリンパ球という言葉を聞いたことがありませんか?これらは免疫システムを担う重要な細胞です。

ケガをすると免疫は活性化します。
傷口はウイルスや細菌にとって格好の侵入経路になるため、それらに抵抗するために白血球やリンパ球の働きを活発にさせ、傷口部分で侵入を食い止めるのです。

プラセンタには免疫を増強する効果があると考えられています。
そのため、日頃からプラセンタを摂取しておくことで免疫の調子が整えられ、いざケガをしたときに十分にその役割を発揮できるようになるのです。

ここまでの過程は直接ケガの治癒に関わるわけではありませんが、非常に重要な段階です。
この段階でどれだけスムーズに免疫が働いたかによって、次の治癒フェーズは大きな影響を受けるためです。
免疫がうまく働かず、異物の侵入を食い止めることができなかった場合、傷口は膿んでしまいます。
こうなると傷の治癒は大幅に遅れるだけでなく、大きな傷跡が残ってしまう可能性が高くなります。

プラセンタのコラーゲン量産が、肉芽組織を助ける

プラセンタが肉芽組織を助ける

異物の侵入を食い止めることに成功すると、傷口の治癒は次の段階に進みます。ケガをしてから数日に経つと、傷口やその周囲が少し盛り上がりますよね。これはその部分で新しい組織が作られはじめているのです。
この新しい組織を専門用語で「肉芽組織」と呼びます。また、傷口が盛り上がるのは本来必要な量より少し多めに肉芽組織が作られるためです。
次に同じようなケガをしても大丈夫なように、その部分を前より強化しようとするのですね。

肉芽組織はさまざまな成分、細胞が絡み合って作られます。そして、必要とする成分の中にコラーゲンがあります。コラーゲンは肌のうるおいを保つもの、というイメージが強いかもしれませんが、それ以外にも重要な機能がたくさんあるんですよ。

プラセンタにはコラーゲンの産生量を増やす効果があると言われています。この効果のためにプラセンタは美容目的で注目されることが多いのですが、コラーゲンが増えれば肉芽組織の産生も早く、多くなるので、プラセンタは創傷回復効果もあると期待されているのです。

あまり多く肉芽組織ができすぎると傷口が盛り上がりすぎて不格好になるのでは?と思うかもしれませんが、最終的に必要ない肉芽組織は体内に吸収されるので心配ありません。
参考:小野整形外科

プラセンタの能力で、傷の治りが早い?

肉芽組織が生成されると、次は表皮が再生され始めます。これが創傷回復の最後の段階で、表皮の再生が完了すれば傷口は元通りになります。

表皮の生成にもやはりさまざまな成分が関わってきます。プラセンタには成長因子と呼ばれる成分が豊富に含まれており、これが表皮再生のための成分を助けます。

が密接に関係しています。
ですから、いずれかの段階が遅れたり、うまくいかなかったりすると次の段階にも悪影響を与えてしまうのですね。最悪の場合、大きな傷跡が残ってしまう可能性もあります。

プラセンタに含まれている成分は全ての段階を補助できると考えられています。そのため、ケガがより早く治るようになり、傷跡も残りにくくなります。
プラセンタで傷が治るなんて意外に感じますが、プラセンタに期待されている効果を知れば納得できるのではないでしょうか?

プラセンタはある程度長期的に摂取し続ける必要がある

あまり知られていないプラセンタの創傷回復効果ですが、この効果を引き出すにはある程度の期間プラセンタを摂取し続けなければいけません。
ケガをしてからプラセンタを飲み始めても、その効果は間に合わないことが多いです。

毎日飲み続けると聞くと大変なイメージがあるかもしれませんね。ただ、最近はサプリメントタイプのプラセンタも発売されています。
サプリメントタイプなら毎日手軽に続けられますし、負担にもなりません。ぜひ一度検討してみてくださいね。

まとめ

創傷回復と言われてもピンと来ない方も多いかもしれませんが、実は美容面にも大きく関わっています。傷がうまく治らず、大きな傷跡ができてしまうと一大事です。男性ならともかく、女性にとっては大問題でしょう。ケガをしないことがもちろん一番ですが、もしものときのために、しっかり対策しておきたいですね。