カツオエラスチンについて

カツオエラスチンの概要

エラスチンは体内でタンパク質トロポエラスチンとして繊維芽細胞などで生成された後、分子がミクロフィブリル糖たんぱく質の周囲などに集まってエラスチンとなります。
ヒトの体内では様々な箇所に存在しており、最も多い項靭帯部位には約7~8割、動脈には約5割の割合で存在し、肺や真皮にも存在しています。また、ヒトだけでは無く、牛や馬などの哺乳類をはじめカツオなどの魚類にも含まれ、大変幅広い場所で活動をしている繊維状の細胞です。

カツオエラスチンとは

カツオエラスチンとはその名の通り、魚のカツオより採取されたエラスチンを指しており、カツオの心臓より頭側に存在している動脈球という魚だけが持つ組織に存在しているものから採取されています。カツオそのものが人間と比べると非常に小さく、カツオ1匹から採取されるカツオエラスチンは、僅かに数グラムしか採取する事ができないと言われているとても貴重なものです。

このカツオエラスチンはとても高い弾力性があります。タラやサケ、ハマチ、マグロなどからも採取は可能ですが、カツオにはデモスシンという成分が含まれており、デモスシンはイソデスモシンと絡み合ってエラスチンを構成しています。このデスモシンが同じカツオでも皮には存在しておらず、他の魚と比べても非常に含有率が高いことからスキンケアなどに動脈球から採取されたカツオエラスチンが含有されています。

カツオエラスチンの肌への影響とは

エラスチンは800個以上のアミノ酸からできていると言われており、ヒトの身体の伸縮性や弾力性を保つための重要な役割になっています。靭帯や血管、動脈など伸縮性を必要とする体内の各部位に存在している物質です。
肌ではコラーゲンが70%なのに対してエラスチンは5%しか存在していないごく少量ですが、コラーゲンをエラスチンが繋いでいる事から肌に弾力が持てます。
さらにエラスチンは保水性があり、肌の弾力と保水に効果を期待できます。

エラスチンが人の身体から失われるとどうなる?

冒頭で述べましたが、エラスチンは伸縮性に優れた特性を有している事から人の身体の伸縮性を必要としている部位に存在しています。そのため、エラスチンが失われてしまうと単純に存在している部位の伸縮機能が働かなくなります。
具体的には関節の伸縮性が失われ関節の可動域が狭くなり、動かしづらくなったり痛みを生じるほか、血管にある場合は心筋梗塞や脳血栓といった大きな病を起こす事が考えられ、時には命の危険に大きく影響をあたえる事に繋がりかねません。

まとめ

エラスチンはヒトの体の中に存在していますが、哺乳類屋魚など幅広く存在しており、肌の老化対策になると同時に体の健康維持や予防効果が期待できる医療と美容で大変高い効果が期待されている物質です。