金時生姜について

香りと辛みが強い金時生姜

金時生姜は、通常の生姜と比較すると小さく、香りと辛みが強いことで知られています。通常の生姜は薄いピンク色をしていますが、金時生姜は少し紫がかった赤い色をしています。金時生姜は、栄養分が豊富な土で栽培されるため、健康によい成分が多く含まれています。

栽培方法が異なる金時生姜

金時生姜は、他の生姜とは栽培方法が異なります。通常の生姜は1年を通して畑で飼育され、収穫されたらすぐにまた種を植えて栽培されます。たくさんの生姜は取れますが、土の養分は回復しません。金時生姜は、一度収穫すると、その後7年間は養分を蓄えさせるために畑を休ませます。たっぷりと栄養の含んだ土で栽培され、7年に一度しか収穫されない生姜が金時生姜です。

ジンゲロールを多く含む金時生姜

生姜にはジンゲロールという成分が含まれています。ジンゲロールには、体を温める働きがあります。金時生姜には、このジンゲロールが通常の生姜より4倍多く含まれています。プロスタグランジンというホルモンは、血管を収縮させて血の巡りを悪くするのですが、ジンゲロールを多く含む金時生姜は、プロスタグランジンの働きを抑制し、血の循環をよくする働きが期待されています。冷え性を改善し、基礎代謝が高まり、太りにくい体質を作ることも期待されています。

金時生姜のその他の成分

金時生姜には、香り成分として、ガラノラクトンという成分が含まれています。ガラノラクトンという成分によって、金時生姜の独特な香りが生み出されます。金時生姜は、通常の生姜よりもガラノラクトンを2倍多く含み、関節痛やリウマチの緩和、冷え性の予防に期待されています。また、体のこりをほぐし、気持ちを穏やかにすることも期待されています。
金時生姜に含まれるジンゲロールは、加熱するとショウガオールに変わります。ショウガオールは辛みの成分であり、殺菌作用と活性酸素を消し去ることが期待されています。ただ、ショウガオールは多量に摂取すると下痢になることもありますので、過剰な摂取には気をつけましょう。
金時生姜には、体の血行をよくすることが期待されていますが、体の血行がよくなると、むくみの解消や便秘の解消が期待できます。便秘が解消されると、肌のトラブルの改善にもつながります。血の巡りがよくなると、肌の毛細血管にまで血液が届き、肌に栄養がいきわたり、乾燥肌やたるみ、くすみなどが改善することが期待できます。