オリゴ糖について

オリゴ糖は母乳中に含まれ、赤ちゃんを守っている

オリゴ糖は、少ない数の糖が結合したものであるため、ギリシャ語で「少ない」を意味する「オリゴス」に由来した名前がついています。野菜・果物の他、動物にも含まれ、母乳には1L当たり1.2gほど含まれており、赤ちゃんの体内のビフィズス菌を増殖させ、下痢などを防いでいます。

プレバイオティクスとしてのオリゴ糖

腸内フローラ(腸内細菌叢)のバランスを有益な状態にする微生物はプロバイオティックスと呼ばれていますが、ヒトの腸内に到達して大腸に存在する有益な細菌(善玉菌)の栄養源になり、腸内フローラを改善する食品成分はプレバイオティクスと呼ばれています。

オリゴ糖に属する糖類や、一部の食物繊維は、腸内でヒトに有益な乳酸菌やビフィズス菌を増殖させることから、プレバイオティクスに該当するとされています。また、オリゴ糖はビフィズス菌の栄養源になるだけではなく、糖の仲間であるにもかかわらず血糖値にほとんど影響を与えないという利点があります。

オリゴ糖を多く含む食品

野菜にはフラクトオリゴ糖やガラクトオリゴ糖などが含まれ、特に根菜類に多く含まれているようです。オリゴ糖を多く含む食品の代表はヤーコン(100g中8g含有)です。サツマイモのような形をしていますが、生のまま食べると、梨のようなさわやかな甘みがあります。これはフラクトオリゴ糖の甘みによるものです。この他、私たちの生活の中で食べられやすいものとしては、きな粉(7g)、ささげ(4g)、ごぼう(3.6g)、あずき(3.1g)、玉ねぎ(2.8g)などにもオリゴ糖が多く含まれています。フラクトオリゴ糖はカロリーが砂糖の半分と低く、またカルシウムの吸収促進や虫歯の予防効果なども期待されています。