プラセンタの効果について

美白効果、シミ改善

 プラセンタに含まれる成長因子には、元々正常に機能していた細胞が弱まったところを活性化させ、お肌のターンオーバーを促進させる働きがあります。紫外線などのダメージを受けた表面のお肌が、奥に眠っているダメージのないお肌と入れ替わることで、美白効果が期待できるのです。
 また、プラセンタには抗酸化作用があり、お肌の酸化を防ぐため、活性酸素による炎症や紫外線の影響で起こるメラニン色素の沈着によるシミや、紫外線や乾燥による表皮性のしわ(ちりめんじわ)を改善させることができます。

美肌作用

美肌作用、肌質改善

 プラセンタに含まれる成分の働きにより、お肌を若返らせる作用が期待できます。成長因子やアミノ酸、核酸などにより新陳代謝が促進され、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどお肌の弾力と潤いを保つ成分の産生がアップします。そのためお肌の保水力が高まり、保湿につながります。足りない成分を補うのではなく、自分の体内で必要な成分を作り出す作用が美肌や肌質改善へと導くのです。ヒアルロン酸はプラセンタの成分としても含まれています。
 この作用はシワ対策やたるみにも効果が期待できそうですね。
 プラセンタと美肌・美白の関係については別の章でさらに詳しくご説明しています。

アンチエイジング効果

 加齢は心身に様々な変化をもたらしますが、原因は生理機能の低下、つまり細胞の働きが弱くなったり、止まってしまったりすることです。あらゆる部位の新陳代謝も低下します。プラセンタは一つ一つの細胞を活性化させ、不調や変調を防ぎ、改善する作用があります。
 お肌を例に挙げれば、加齢とともに増えるシミやしわ、くすみ、たるみなどのお悩みが増えてきます。プラセンタはお肌の細胞に働きかけ、新陳代謝を促進させることでお肌の細胞そのものを若返らせ、これらの症状を改善させます。お肌の修正能力や再生能力がツルツルお肌だった頃に戻る、というわけですね。
 お肌だけでなく内臓や身体中の細胞全てにプラセンタは作用します。

ダイエット

新陳代謝アップ、ダイエット

 プラセンタには弱まった細胞活動を活性化させる働きがあり、全盛期の高い基礎代謝(運動など何もせずに過ごした場合のエネルギー消費)に近づける効果が期待できます。これは、プラセンタに含まれるアミノ酸、核酸、成長因子などの成分の作用です。
 基礎代謝が上がることで、脂肪の燃焼が促され、ダイエットにつながります。しかし、プラセンタによるダイエットは、新陳代謝を促すことで基礎代謝を上げ、太りにくい身体をつくるという体質改善のようなものですので、即効性はありません。

女性ホルモンバランスの安定

 美容に対する効果ばかりが注目されがちなプラセンタですが、ホルモン分泌の量を調整し、自律神経の乱れを整えるという作用があります。
 女性の場合、女性ホルモンが身体や精神の状態に大きく影響するため、バランスが安定していることが健全な心身を保つポイントとなってきます。月経や更年期といった女性特有の生理現象だけでなく、ストレスや生活習慣が原因となって、女性ホルモンのバランスが乱れてしまうこともあります。女性ホルモンの分泌が低下すると、月経不順や不妊、骨粗鬆症といった身体の症状だけでなく、不安感やうつ状態など精神面にも症状が現れます。プラセンタが持つ自律神経・ホルモンバランス調整作用は、このような不調において、女性ホルモンの正常な分泌に重要な役割を果たしてくれるのです。

自律神経調整

自律神経の調整作用、精神状態の安定

 プラセンタには自律神経を調整する他、抗ストレス作用があるため、うつ状態などを緩和し、精神状態を落ち着かせる効果が期待できます。
 前項と関連することですが、女性ホルモンバランスの乱れは自律神経の不調を引き起こします。女性ホルモン(エストロゲン)分泌の低下により、セロトニンという幸せホルモンが減少してしまい、結果として精神に作用するドーパミン、ノルアドレナリンという物質の分泌がコントロールできなくなるためです。女性ホルモンバランスを安定させる作用は自律神経の調整作用と深く結びついているのですね。
 うつ状態、うつ病を引き起こす原因は様々ですが、セロトニンが大きく関与しています。プラセンタによるホルモンバランス調整、自律神経調整の働きで、セロトニン分泌がコントロールされ、症状の緩和や改善が期待できます。
 自律神経失調症やうつ病の治療には薬剤内服が行われることもあります。内服を長期間続けていくと耐性ができてしまうため、薬の種類や作用の強いものに変更する必要が出てきてしまいますが、プラセンタ摂取では耐性ができないためその心配はありません。

育毛効果、抜け毛改善

 抜け毛や薄毛は男性だけの悩みではありません。女性でも更年期あたりから女性ホルモンの分泌低下により髪の毛が薄くなったり抜けやすくなったりします。プラセンタに含まれる成長因子は、髪の毛の成長に必要な毛母細胞に働きかけ、正常な発毛と育毛を促します。
 また、抜け毛や薄毛の原因となる血行不良にもプラセンタの効果が期待できます。髪の毛の発育のためには充分な栄養が必要ですが、血行が滞っていると髪の毛に栄養が行き渡りません。プラセンタの血行促進作用は髪の細胞にまで作用するということなのです。サプリメントの内服でもゆっくりと改善がみられますし、頭皮に直接プラセンタ注射を行うという方法もあります。

滋養強壮

疲労回復、滋養強壮

 プラセンタは、健康を維持するだけでなく、蓄積された疲労を回復する効果や疲れやすい体質を改善する効果が期待されるため、女性だけでなく男性にもおすすめの成分だと言えるでしょう。
 プラセンタの原料は動物の胎盤なので、お母さんのお腹の中で胎児を生まれるまで大きく育てるだけの豊富な栄養素を含んでいます。プラセンタには、身体を維持する上で必須とされる5大栄養素のアミノ酸(タンパク質)、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルをはじめ、核酸や成長因子、ペプチドなど、人間が生きていく上で必要とされる栄養素が全て含まれています。日常生活で摂取できない栄養素もプラセンタによって補うことができるのです。
 疲労が蓄積する原因のひとつには内臓の機能低下があります。この症状に対しては、プラセンタの含む成長因子が各細胞を活性化させ、新陳代謝を促すことにより機能を正常化することで、改善がみられることがあります。プラセンタを継続的に摂取することで、疲れにくい身体をつくってくれる効果も期待できます。

その他の効果

 医療分野では更年期障害の緩和としてプラセンタが治療として使用されています。アレルギー症状の改善効果とそれぞれ別の章で詳しく述べることにしましょう。
 また、肝機能障害の改善薬として病院で使用されている他、ニキビ対策、肩こり・腰痛・関節痛の緩和など身体中のあらゆる症状に対してプラセンタの効果が期待されています。
 全ての効果を挙げていくとキリがなくなってしまうのですが、プラセンタの持つ新陳代謝促進作用、細胞活性化作用、体質改善作用、血行促進作用、免疫強化作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用、自律神経調整作用などがあらゆる細胞に影響し、身体の器官や臓器に症状改善や優れた効果を与えてくれると考えられています。

参考文献:
株式会社日本生物製剤社内資料
プラセンタ療法と統合医療 吉田健太郎・著(たま出版)
体にやさしい実践プラセンタ療法 吉田健太郎+各科医師16人(東洋医学舎)
胎盤力 プラセンタ・パワー 吉田健太郎・著(H&I)
プラセンタ医療の現場から 景山司・著(現代書林)
【医師監修】プラセンタの効果と効能。摂取方法は? | スキンケア大学: http://sp.skincare-univ.com/article/004126/
【医師監修】プラセンタ療法とプラセンタの薬理作用 | スキンケア大学: http://sp.skincare-univ.com/article/004128/