プラセンタサプリメントについて

プラセンタサプリメントとは

 一般的には、プラセンタエキスを配合した錠剤のことをプラセンタサプリメントと言います。サプリメントとは、健康食品のうち特定成分が濃縮された錠剤やカプセルのようなものだと考えられていますが、形態など特に決められているわけではありません。医薬品のプラセンタ製剤とは異なり、ドラッグストアや通販でお手軽に購入しやすく、経済的な面からも継続しやすいことが利用者増加の要因のひとつでしょう。
 不快な症状の改善や健康の維持だけでなく、美容の分野でも様々な効果が期待されるため、男女を問わず幅広い年代の方々にご使用いただけます。

プラセンタサプリメントの種類

 動物由来の豚プラセンタ、馬プラセンタが多く使用されており、様々なメーカーからたくさんの商品が発売されています。
 豚プラセンタのサプリメントは市販のものの中で最も多く、比較的値段も低めに設定されています。ですが厳しい基準をクリアしたSPF豚を使用したSPFプラセンタは有効成分が多く残っているので、その分値段も上がります。
 馬プラセンタは、アミノ酸の含有量が豚プラセンタの約1.2倍であること、体温が高いため寄生虫が住みにくいこと、主に使用されるのは厳格で衛生的な環境で飼育されているサラブレッドであることなどから人気が高いです。しかし出産一回につきで一頭しか産まれないため胎盤の確保が難しく希少価値があり高価格になっています。
 動物由来のプラセンタは、育成環境がアミノ酸などの有効成分含有量に影響を与えるため、快適な環境で育った動物の胎盤を使用したプラセンタほど成分が安定し、安全性も保証されています。
 植物由来プラセンタや海洋性プラセンタもありますが、動物由来プラセンタに含まれる成長因子がないので、作用の範囲が限られる可能性があります。
 ヒトプラセンタを使用したサプリメントは、基本的に医療機関でのみ処方され手に入れることができます。厚生労働省が認可した、限られた製薬会社によって製造される製品です。

プラセンタサプリメントの特徴

 プラセンタの成分による作用は、もちろんサプリメントでも能力を発揮します。ですから別の章「プラセンタの効果」で書かれていることが期待できます。
 美容に着目してみましょう。プラセンタに含まれるアミノ酸、核酸、ヒアルロン酸、成長因子などが新陳代謝を促進してコラーゲンを増やす働きをするため、保水力が高まりハリが出る、という研究結果が医学学会で発表されており、プラセンタの経口摂取が美容にも良い影響を与えることが実証されました。また、紫外線のダメージによるシミ・しわの予防にも最適です。プラセンタの新陳代謝促進作用はターンオーバーを早める働きがあり、有効成分中の抗酸化作用が細胞の酸化を防ぐことが理由とされています。プラセンタによって保湿され、紫外線によるダメージを軽減してメラニン色素が沈着してシミになることを予防してくれるというわけなのですね。
 プラセンタサプリが女性だけでなく男性にも愛用されているのは、健康の維持や向上が期待できるからです。ぐったりからの回復、滋養強壮や肩こりの改善にも期待があると認められたという研究結果もあります。

プラセンタサプリメントの副作用

 ヒトプラセンタも動物由来プラセンタも、成分に特別大きな違いはないため、プラセンタサプリメントによる重い副作用の可能性はとても低いと考えられます。
 しかし、タンパク質・アミノ酸が含まれているため、アレルギーを起こす可能性はありますので、体力や肝機能が低下している方、アレルギー体質の方は摂取する際お気を付けください。サプリメントも健康食品と同様、動物由来の豚プラセンタ、馬プラエンタが多く使用されています。
 また、プラセンタサプリメントにはプラセンタ以外の成分も含まれています。プラセンタとの相乗効果を期待して配合されているのですが、その成分やカプセルなどプラセンタ以外のものに対するアレルギーが出現することもあります。この場合はプラセンタの副作用というよりも、その他の成分の副作用ですので、配合成分を確認したり、製品を変えてみるのが良いでしょう。
 症状が重く、長く続くときには医師にご相談ください。

サプリメントのプラセンタ含有量

 プラセンタサプリメントを見極める上で非常に重要なポイントです。製造過程において、加熱による滅菌処理をした後、そのまま原液で使用するものと、原液を乾燥させて粉末状にした原末を使用するものがあります。後者の場合、熱による水分蒸発で乾燥させる方法だと有効成分が壊れやすいため、原末にするためにフリーズドライ製法を用いたサプリメントが高品質とされています。
 また、プラセンタは配合量の記載において数値の基準が設定されていないため、各メーカーにより表記方法が異なります。「プラセンタ○○mg」と表記されていても、必ずしも数値の大きい製品に多くのプラセンタが配合されているとは限りません。例えば、10000mgの原液を乾燥させて50倍濃縮した原末は200mgになります。製品によって、濃縮前の原液量である10000mgと表記するものもあれば、原末の200mgと表記するものもあるので、表示されている成分配合量だけでは正確なプラセンタ含有量がわからないこともあります。さらには抽出前の胎盤の重さに換算した数値が表記されていることもあるため、どのような状態での配合量表記なのかをきちんと見極めるようにしましょう。

プラセンタサプリメントの選び方

 とにかく高品質な商品を選ぶことが大切です!品質によって期待される効果にはかなりの差が出てしまいます。必ずしも値段の高いものではなく、品質の高い原料を使用し、適切な抽出方法により製造された、含有量の多いプラセンタサプリメントを選びましょう。原料をヒト・豚・馬のどれにするかは、望む効果の大きさと価格のバランスですので、個人の考え方によって変わります。
 ご自分の症状や目的、お財布事情に合わせて最もコストパフォーマンスの良いプラセンタサプリメントを選んでください。そして、継続的に摂取することが大切だということも忘れないようにしてくださいね。

参考文献:
株式会社日本生物製剤社内資料
プラセンタ療法と統合医療 吉田健太郎・著(たま出版)
体にやさしい実践プラセンタ療法 吉田健太郎+各科医師16人(東洋医学舎)
胎盤力 プラセンタ・パワー 吉田健太郎・著(H&I)
プラセンタ医療の現場から 景山司・著(現代書林)
「健康食品」のホームページ |厚生労働省: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/
プラセンタサプリの種類や効果の違いを詳しく解説: http://www.hahanoshizuku.jp/contents/supple.html
【医師監修】プラセンタをサプリメントで摂るのは効果的? | スキンケア大学: http://sp.skincare-univ.com/article/004137/
【医師監修】プラセンタサプリメントの正しい選び方 | スキンケア大学: http://sp.skincare-univ.com/article/004139/
3/4 知ってびっくり!?プラセンタ「エキス」の秘密 [美容サプリメント] All About: https://allabout.co.jp/gm/gc/410362/3/