プラセンタの抽出方法について

高品質なプラセンタができるかどうかは抽出方法で決まります

美容にも健康にもいい影響を及ぼしてくれると知られているプラセンタ。プラセンタが人間、馬、豚などの胎盤からできているとご存じの方も多いのではないでしょうか?
胎盤にプラセンタの成分が多く含まれていると言われても、胎盤をそのまま食べることはできません。体に悪影響を与えないよう、殺菌処理して不純物を取り除く必要があります。これをプラセンタの抽出と言い、プラセンタを作るのに欠かせない作業となっています。
プラセンタの抽出方法は2段階に分かれ、方法によっていろんな種類がありま。

抽出方法1で胎盤からプラセンタエキスを抽出します

抽出方法1では、胎盤からプラセンタエキスと呼ばれる成分を取り出します。その時に、不純物などの不要な成分を除去し、体に害を及ぼさないようにする必要があります。プラセンタエキスにプラセンタの有効成分が多く含まれていればいるほど、高品質なプラセンタができると言われています。そのため、できるだけプラセンタの有効成分を壊さないようにして、不純物だけを取り除く方法が望まれます。
プラセンタエキスの抽出には、主に6種類の方法が取り入れられています。

1.培養細胞法:特殊なフィルターを使って、不純物を除去する方法です。不純物だけでなく菌やウイルスもこのフィルターで除去できため、加熱殺菌をする必要がありません。そのため、プラセンタエキスの有効成分をより壊すことなく作ることができると言われています。現在、世界で最も有能な抽出方法だという声もあるくらいです。特許がとれていることからも、その有効性が伺われます。

2.分子分画法:特殊なフィルターを使って、不純物を除去する方法です。培養細胞法と同じように加熱殺菌を行わないため、プラセンタエキスの有効成分だけを壊さずに作ることができると言われています。細胞増殖因子などの分子を破壊せずに抽出できることも評価されています。医療機関で取り扱われているプラセンタ注射にも、この方法が使われているものがあります。

3.酵素分解法:プラセンタの有効成分に反応する酵素を使って、プラセンタの有効成分を取り出す方法です。高温による加熱や、高圧による減圧をしないので、プラセンタの有効成分を壊す可能性が低くなります。現在、多くの健康食品や化粧品などに、この方法が用いられています。

4.加水分解法:胎盤に酸を反応させ、プラセンタの有効成分を取り出す方法です。商品によっては強い酸を使用する場合があり、プラセンタの有効成分まで酸の力で壊してしまう心配があります。食品の加工方法として、多く用いられています。

5.凍結融解法:胎盤を凍結してから融解する方法です。融解する時に胎盤の細胞膜が壊れるため、簡単にプラセンタエキスを取り出すことができます。でも細胞膜が壊れる時に、一緒に有効成分まで壊れてしまうことから、健康食品や化粧品にはあまり用いられないようになりました。

6.凍結酵素抽出法:凍結融解法の欠点を補うために開発された方法です。凍結融解法のように融解させず、凍結したままの胎盤に酵素を反応させることで、有効成分を壊さずに取り出すことが可能になりました。凍結融解法と、酵素分解法の利点を取り揃えた方法だと言われています。

抽出方法2でプラセンタエキスを粉末状にします

プラセンタエキスができたら、それをサプリメントや化粧品に利用できるよう、加工する必要があります。この作業が抽出方法2です。
抽出作業2では、さらに不純物を除去し、水分を飛ばして粉末状にします。プラセンタエキスが高品質のプラセンタになるかどうかは、この作業にかかっていると言っていいでしょう。
この抽出方法は、主に2種類あります。

1.フリーズドライ製法:プラセンタエキスをマイナス30℃に凍結し、高圧をかけながら不純物と水分を除去します。その後、乾燥させて粉末状にする方法です。凍結乾燥と呼ばれることもあります。加熱する必要がないため、プラセンタの有効成分を壊してしまう恐れが少なく、高濃度のプラセンタを作ることができます。医療分野でも多く取り扱われている製法です。

2.スプレードライ製法:プラセンタエキスを高温の気体中にスプレーし、乾燥させ粉末状にする方法です。噴霧乾燥とも呼ばれています。高温の気体を使用するので、有効成分が壊されてしまう恐れがあります。またこの製法では希釈剤をしないといけないため、プラセンタの濃度がどうしても下がってしまいます。プラセンタの濃度は、商品によって大きく違うようです。

いいプラセンタを選びたいなら抽出方法をチェック

抽出方法によって、プラセンタの有効成分の質と濃度が変わってきます。できるだけ高品質なプラセンタを選ぶには、優れた抽出方法で作られたものを選ぶ必要があります。けれど、一般的に優れた抽出方法ほど、コストがかかり、商品の価格も高くなる傾向にあります。品質を重視するのか、価格を重視するのかを考え、バランスのいいコストパフォーマンスに見合った商品を選ぶようにしましょう。