プロテオグリカンについて

プロテオグリカンの概要

プロテオグリカン(Proteoglycan)はコラーゲンなどの成分同様に保湿性が高く、スキンケア用品のほかにも医薬品や健康食品に原材料の一つとして配合されている成分です。
プロテインを意味するプロテオと、多糖類を意味するグリカンから成り立っている成分名で、動物の軟骨や皮膚などに存在しています。

糖とタンパク質の一種で複合体の成分、中心となるタンパク質に糖が結合したもので、現在分かっているだけでも異なるコアタンパク質を持つプロテオグリカンは約20種以上あります。

グリコサミノグリカンとの関係

グリコサミノグリカン(glycosaminoglycan)という動物系多糖類の一種を研究している中で発見された比較的新しい成分で、19世紀の終わり頃に発見されたと言われています。
水と相性が良く、スポンジ様に水分を保持する事が出来る性質を持っています。
このグリコサミノグリカンが多く含まれているのがプロテオグリカンで、一定結合様式を持つ分子の総称であり、タンパク質にアミノ酸の一種であるセリンなどのいくつかの糖が結合してできている2糖単位で連続する多糖体結合化合物をプロテオグリカンといいます。

プロテオグリカンの種類と働き

グリコサミノグリカンを作っている糖の種類によってプロテオグリカンも数種類に分けられています。

  • 動物の軟骨組織にあるアグリカン
  • 皮膚の真皮層にあるバーシカン
  • 細胞と組織の間に存在している基底膜にあるパールカン

などが代表的なものとなっています。

ヒトの体内に豊富に存在すると骨がスムーズに動いたり、皮膚に豊富に存在する事でみずみずしい肌を保持する事が出来ます。
高い保水力がある事でも知られており、ヒアルロン酸の1.3倍だと言われ美肌効果が期待されている、抗炎症や皮膚に存在する事で皮膚再生機能と抗酸化作用を促す働きも持ち合わせています。

多様な機能性を持つプロテオグリカン

各種臓器や脳、皮膚などをはじめとする身体全体に存在している体内組織の中にある細胞外マトリックスや細胞表面に存在しており、関節部分に存在している軟骨の主成分でもありますが、神経系や免疫系などと同じように高等多糖細胞動物にしか存在していない組織です。
その役割は組織形成や伝達物質を担っているほか、体内組織の維持修復に深くかかわっている成分であり、コラーゲンやヒアルロン酸などと結合する事で体内組織や皮膚組織を維持しています。

プロテオグリカンの定義

コンドロイチン硫酸やグリコサミノグリカンと間違われる事が多いプロテオグリカンはコアタンパク質を40万ダルトン以上の高分子かつ1つ以上の末端活性部位を保有している事がプロテオグリカンの構造上の定義だとされています。