レスベラトロールについて

赤ワインに多く含まれるレスベラトロール

レスベラトロールはポリフェノールの一種で、赤ワインなどに含まれています。北海道大学の高岡氏によって発見され、ファイトアレキシンの一つであることが報告されました。ファイトアレキシンとは、人体がストレスにさらされた時に体を守る役目をしています。

寿命の延長に関連するレスベラトロール

1992年、フランス人の心臓病死亡率が低いことと、日常的にワインを摂取していることが関係していることが報告され、ワインにはレスベラトロールが含まれていることから、心疾患を予防しているのではないかと考えられるようになりました。レスベラトロールは、サーチュイン遺伝子を活性化していると考えられています。サーチュイン遺伝子とは、長寿に関係している遺伝子のことで、人間なら誰にでも備わっています。カロリー制限をすると、寿命が延びることが研究によって明らかになっていますが、レスベラトロールはサーチュイン遺伝子を活性化することで、カロリー制限と同等の結果が得られると期待されています。

美肌や脂肪の減少にも期待されています

レスベラトロールは、活性酸素を除去し、新陳代謝を活発にさせることによって、肌を美しく保つことも期待されています。しみやたるみのような皮膚の老化には、様々な原因がありますが、紫外線による酵素の活性化の影響が大きいといわれています。レスベラトロールは抗酸化作用を持っているため、酵素の活性化を防ぎ、きれいな肌を保つことが期待されています。
また、レスベラトロールは、アルツハイマー病の原因であるβアミロイドペプチドの分解を促進し、海馬の神経細胞の再生や情報伝達速度が高まることも期待されているため、認知症の予防にも期待が高まっています。さらに、脂肪の蓄積を減少させると考えられているため、ダイエットやメタボリックシンドロームの予防にも期待されています。
1997年のサイエンスに発表された論文によると、レスベラトロールは、発がんプロセスの初発期、促進期、悪性化のすべての段階において、がんを予防することが期待できるとされています。レスベラトロールには抗酸化作用があると考えられるため、発がん物質によって発生した活性酸素の働きを抑制することが期待されています。マウスによる皮膚がんの実験では、90%以上の抑制効果が確認されています。また、放射線の害から体を守ることも期待されています。